「月曜から夜ふかし」でフェフ姉さんの隣にいる多田さんの顔に、いま「失敗」という言葉がつけられています。

韓国で両あごと輪郭の骨を切る手術を受けてから、およそ3か月がたったところです。

その近影がXで回り、「どこからそんな大金を出しているの?」という声まで重なっていきました。

いっぽうで、こう言い返している人もいます。

「失敗」と「大金」という2つの言葉のうち、多田さん本人が自分の言葉で返しているのは、見た目への声だけなんです。

手術はうまくいかなかったのか、300万円ともいわれる費用はどこから出ているのか。

分かっていることと、外からは分からないことを分けながら、わかりやすく解説していきます。


「失敗」と言われた両顎手術

「失敗って本当なの?」と気になって検索した人も多いのではないでしょうか。

多田さんは、日本テレビ系「月曜から夜ふかし」で、独特の滑舌で人気のフェフ姉さんの友人として知られている人です。

本人のInstagramのプロフィールにも「フェフ姉さんの横にいる人です」と書かれていて、番組を見ている人にはおなじみの顔ですよね。

その多田さんが、この夏に大きな手術を受けていました。

 

7月に受けた2つの手術

プロフィールには、いまも「両顎·輪郭2点ダウンタイム中です」とあります。

両顎は上と下のあごの骨を切って位置を動かす手術で、輪郭2点は顔の輪郭の骨を2か所整える手術のことです。

手術の場所は、本人がストーリーズで渡航を明かしていたとおり韓国で、ここまでの流れはこうなっています。

  • 2026年7月10日 手術を終えたとInstagramのストーリーズで報告
  • 7月12日ごろから 腫れが引くまでの様子を毎日のように公開
  • 10月12日 「月曜から夜ふかし」の秋のスペシャルに出演
  • 10月14日 放送への反響に、ストーリーズで答える
  • 10月15日 「失敗」という言葉つきの投稿がXで広がる

手術を終えた直後の報告では「地獄が待ってると思いきや、今のところ呼吸も普通にできるし」と、思っていたより元気だと書いていたそうです。

そこから3か月、多田さんは腫れた顔も黄色いアザも、ほとんど隠さずに見せてきています。

 

「失敗」を見出しにした投稿

「失敗」という言葉が一気に広がったのは、10月15日の夕方に出た「【悲報】」から始まる投稿がきっかけでした。

顎の骨を切る手術に失敗した、と言い切る内容で、そこから引用やまとめの投稿が次々に生まれています。

その投稿をしたアカウントのプロフィールには、エラ削りや両顎手術といった手術の名前と並んで、「失敗しない医師選びのご相談」を受け付けると書かれていました。

 

多田さん本人は、「失敗」とはひと言も言っていません。

つまりこの言葉は、本人の外側でつけられたものでした。

ただ、同じ写真を見て、反対の感想を書いた人もいます。

投稿の中の「8月」「約2ヶ月」は、本人の報告では7月の手術で、投稿の時点ではおよそ3か月です。

 

完成は1年後と言われていた

3か月で「失敗」と決めてよいのかどうかは、多田さん自身が番組で話していたことがヒントになります。

報道によると、多田さんは「ちゃんとした完成は1年後って言われた」と話していたそうです。

あごの骨を動かす手術(顎変形症の手術)について、神奈川歯科大学の横浜顎変形症センターが患者向けに出している資料にも、2週間ほどで腫れは落ち着いていくものの「その後も数か月は軽度の腫脹が残存します」と書かれています。

同じ資料には、しびれが出た場合は「改善するまでに半年〜1年程度の期間を要することがあります」という一文も。

美容外科の牧野美容クリニックも、上下のあごの手術について「完全に腫れが引くのは6~12ヶ月を要します」と案内していました。

私は専門家ではないので、ここに並べられるのは病院の資料にある目安までです。

いま出回っている3か月目の顔は、医師の言う「完成」までの道のりの、まだ4分の1あたりということになります。

 

もちろん、途中だから大丈夫と言い切れるわけでもありません。

美容医療では、患者の側が「おかしい」と感じても「まだ経過です」と言われてしまい、どちらなのか見分けにくいことがあるのも事実です。

多田さんの件とは別に、美容医療でその見分けがつきにくくなった例を集めた記事もあります。

安い美容外科の闇|格安クリニックの失敗エピソードが怖すぎる… 2026年9月12日の夜、ある美容クリニックの口コミを撮ったスクリーンショットが、Xに投稿されました。 星ひとつの口コミに書かれていた...

つまり、うまくいったかどうかを決める日は、まだ来ていないということ。


300万円の出どころ

もうひとつの「どこからそんな大金を」も、気になってしまう気持ち、よく分かります。

「どこから大金を」と書いた投稿への返信にも、「え、美容整形ってそんなにお金かかるんだ…」と驚く声がありました。

家族の食費や子どもの習い事の月謝を思い浮かべながら300万円と聞けば、桁の違いに目が止まるのは自然なことですよね。

 

300万円は誰が言った数字か

まず確かめておきたいのが、「300万円」という数字の出どころです。

Smart FLASHは、これまでに2本の記事で「300万円超」を見出しに出しています。

ところが本文を読むと、金額はどちらも記者の説明の中に出てくるもので、10月の記事では「自費で300万円以上かかる大手術」というスポーツ紙の記者のコメントとして書かれていました。

多田さんが番組やInstagramで自分の手術代を明かした、という話は、どの報道にも出てきません。

300万円は、多田さんの領収書ではなく、外から見積もった相場というわけです。

 

では、その相場はどのくらいなのか。

病院が出している料金表の数字は、次のとおり。

  • 日本の美容外科(牧野美容クリニック):上下のあごの手術料が230万〜265万円で、矯正歯科などの費用は別
  • 韓国の歯科病院(ソウルペイス21歯科病院):保険外の両顎手術が1,600万〜1,900万ウォン、輪郭手術が400万〜700万ウォン
  • 噛み合わせの病気(顎変形症)として治す場合:健康保険が使え、昭和医科大学歯科病院のQ&Aでは上下両方の手術は約40〜50万円とされている

同じ両あごの手術でも、噛み合わせを治すためなら保険の対象になり、見た目のためなら全額が自費になります。

ただし、多田さんがどの病院でいくら払ったのかは、公表されていません。

 

本人が書いている仕事

お金の出どころについて、外から確かめられることは、それほど多くはないというのが正直なところ。

確かめられるのは、本人が自分で表に出している仕事です。

Instagramのプロフィールには、ハーブピーリングのスキンケアブランド「JOUEBI」の「Director」という肩書きがあり、ブランドのアカウントにも「月曜から夜ふかし多田さんのproduce」と書かれていました。

テレビへの出演があり、たくさんのフォロワーを持つInstagramがあり、自分の名前を出したブランドもあります。

 

同じ投稿への返信でも、「出演料じゃないの?」「案件とかあるのでは?」と、それぞれが思いつく答えを書いていました。

もとの投稿には「インスタ見る限り真っ黒だけどね」という一文も添えられていましたが、何が「黒」なのかは、どこにも書かれていません。

多田さんのInstagramには、ファッションブランドや美容室の名前が添えられた投稿もありますが、それが仕事として頼まれたものなのか、自分で選んだものなのかは、投稿だけでは見分けがつかないんです。

いっぽうで、お金の話より先に、骨を削るという決断そのものに目が行った人もいます。


隣でお金を数えていた親友

じつは、多田さんのお金のことをいちばん最初に計算していた人は、画面の中にいました。

10月12日の「月曜から夜ふかし」のスペシャルで、フェフ姉さんのコーナーに多田さんが登場したときの話。

手術のあとの友人の顔を見て、フェフ姉さんは「すごい。骨格が変わったね」と驚いていたそうです。

 

タバコが吸えなくなった日々

番組で多田さんは、手術のあとの日々を「もう息ができなくなるんじゃないかっていうぐらい地獄な時間だった」と振り返っていたと伝えられています。

タバコについても「物理的に無理なんだよ。息が吸えないの」と話し、そのままやめることになったんだとか。

周りに禁煙したと話しても「みんな信用していない」と、笑いながら付け加えていたそうです。

 

フェフ姉さんの「浮いたっすね」

ここでフェフ姉さんは、620円のタバコを80歳まで吸っていたらトータルでいくらかかるのかを、AIに聞いてみます。

返ってきた答えは「約1041万円」でした。

それを聞いたフェフ姉さんの言葉が、「むしろ(美容整形して)プラスっすね。浮いたっすね。やってよかったな!」です。

放送のあと、この場面を取り上げた投稿は大きく広がっていきました。

 

同じ財布の、反対側から

「どこからそんな大金を」と「浮いたっすね」は、同じ多田さんの財布を見ています。

前のほうは、手術で出ていったお金を見ている言葉です。

フェフ姉さんのほうは、これから先に残っていくお金を見ている言葉でした。

タバコ代と手術代は別のお金で、フェフ姉さんのひと言も、友人へのねぎらいとして出てきたものでしょう。

それでも、同じ財布のことを「やってよかった」と言うために数えていた人が、いちばん近くにいたんです。


「私の顔なのに」と本人は

では、見た目へのさまざまな声に、多田さん本人はどう返していたのでしょうか。

「失敗」の投稿が広がる前の日、放送から2日後の10月14日に、多田さんはInstagramのストーリーズで「月曜から夜ふかしありがとうございました」と書き、放送への反響にまとめて返しました。

 

納得していただく義務はない

報道で伝えられたメッセージには、こんな言葉が並びます。

  • 美しさの基準は人それぞれなので、賛否両論あるのは当然だと思っています
  • 私が選んだことに対して、誰かに納得していただく義務はありません
  • 私も誰かの生き方に口を出すつもりはありません
  • 私はこれからも整形が大好きです

そして、続けて出した投稿では、「私の顔なのに、私より納得いってない人がいるの面白すぎる」とも書いていました。

怒るでも泣くでもなく、少し笑いながら返しているところに、多田さんらしさが出ている気がします。

 

苦しかったことも隠していない

多田さんが正直なのは、手術のつらさについても同じ。

番組では「色んな整形してきたけど初めて『綺麗にならなくていいから元に戻して』と思った。苦しすぎて」とまで話していたそうです。

3か月後のビフォーアフターを伝えたABEMA TIMESの記事も、「感覚はいまだにありません」という言葉を見出しに載せていました。

 

苦しかったことも、まだ戻らないものがあることも、それでも整形が好きなことも、全部本人が自分の口で話しています。

本人の口から一度も出てこないのが、「失敗」という言葉なんです。

「どこからそんな大金を」への、いちばんあたたかい返しを先に出していたのは、隣でタバコ代を数えていたフェフ姉さんだったのかもしれませんね。