キッカーズ解散騒動|横山緑が『裏切り』と言われる理由をわかりやすく解説
2026年10月13日の未明、ライブ配信サイトKick(キック)の配信者グループ「キッカーズ」に、とつぜん「解散」の文字が飛び交いました。
前の晩には、キャプテンの横山緑(よこやま みどり)が主催するIQテスト企画が開かれたばかりです。
ところがそのあとの打ち上げをきっかけに「裏切り」「抜ける」という言葉が出はじめ、たった一晩で解散の話まで進んでしまいました。
企画のあとすぐに寝ていたメンバーのぞっくんは、夜中の3時13分にこう書いています。
IQテスト疲れたから帰って速攻寝て、いま起きたら何やら凄い事になってる様だ…
— ぞっくん (@zokkun48) October 13, 2026
この20分後には、メンバーの誰が解散に賛成なのかを視聴者がまとめた表まで出回っていました。
今回は、あの夜に何が起きたのかと、横山緑がなぜ「裏切り」とまで言われているのかを、わかりやすく解説していきたいと思います。
キッカーズとは何者なのか
「解散」と聞いても、そもそもどんな集まりなのか分からない人も多いですよね。
キッカーズは、ライブ配信サイトのKickで活動する配信者のチームで、ルールで女性の入団を禁じているため、メンバーは男性だけです。
公式サイトによると、2009年から配信を続けてきた横山緑が2025年3月3日にKickで配信を始め、同じ月の12日に結成を宣言したとのこと。
いまでは1軍から3軍まであわせて30人をこえる大所帯になっています。
スローガンは「数字が全て」
公式サイトがいちばん大きく掲げている言葉は、「数字が全て」。
ここでいう数字は、配信を同時に見ている人の数のことです。
たとえば1軍には、同時視聴者が500人に届かない配信が月に3回あると、2軍との入れ替えが投票にかけられるという決まりがあります。
IQテスト企画のあった10月12日にも、公式サイトのアカウントはこんなお知らせを出していました。
【NEWS】3軍のゲーヒーが2軍に昇格しました
kickers.tokyo/news/84— キッカーズ公式サイト/GEEKMAN (@geekman4040) October 12, 2026
プロ野球の入れ替えを、配信の世界でやっているようなものです。
しかも公式サイトには、「安易な馴れ合いは一切行わず」とまで書かれています。
うまみは視聴者の「パス回し」
そんな厳しいチームに入るうまみは、「レイド」と呼ばれる仕組みです。
レイドは、自分の配信を終えるときに、見ていた人たちをまるごと別の人の配信へ送る機能のこと。
キッカーズのルールではこのレイドの行き先を原則としてメンバーに限っているので、人気のある人の配信が終わるたびに、仲間のところへ視聴者が流れてくるわけです。
ルールを読むかぎり、仲間どうしで視聴者を回し合うことがチームの柱になっています。
解散騒動の夜に起きたこと
発端は、2026年10月12日の夕方から開かれた「第一回配信者IQテスト決定戦」でした。
横山緑が主催した企画で、キッカーズのメンバーに加えて、Kickで活動するほかの配信者たちも参加しています。
その中に、ユキちゃんという配信者を中心にした別のグループ「ユキッカーズ」の面々もいました。
名前は似ていても別のチームで、公式サイトの年表によれば、2026年春に開かれたキッカーズの結成1周年イベントにゲストとして出ていた間柄です。
騒動に出てくる人たち
この夜の話に出てくるのは、おもに次の人たち。
- 横山緑 キッカーズのキャプテン
- よっさん キッカーズの相談役
- おったん・はしもとくん・かつき・ジンギスカン 打ち上げを断られたとされる4人
- ぞっくん 企画のあと先に帰って寝ていたメンバー
- ユキちゃん 別グループ「ユキッカーズ」の中心
4人が断られた打ち上げ
この夜のやり取りの多くはメンバーたちの配信に映っていて、見ていた人がその場面を次々と投稿しています。
ここから先はその投稿をもとにしているので、細かい言い回しは実際と違っているかもしれません。
企画のあと、キッカーズのおったん・はしもとくん・かつき・ジンギスカンの4人は、ユキちゃんたちの打ち上げ(二次会)に行っていいかを尋ねて、ユキッカーズだけの集まりだからと断られたそうです。
ところがその後、話が変わります。
同じ店に横山緑とよっさんもいると分かった、というのが4人の側の話。
見ていた人の投稿では、気づいたきっかけはその場にいた別の配信者の投稿だったといいます。
日付が変わると「解散」の文字が投稿に出はじめますが、誰が最初に口にしたのかまでは投稿からは分かりません。
やがて4人は店へ向かい、横山緑たちと顔を合わせたそうです。
見ていた人のまとめには、4人が「裏切りだ」と怒り、キッカーズを抜けると言い出した、と書かれていました。
ユキッカーズの飲み会だから来ないで言われた4人は合流した。何故か緑、よっさん、やるみ、きもの、ゴロリも混ざってる。
・・・これまぜさんがいたんしょ。・・・
よっさんをユキッカーズに追放する話になってるw
キッカーズ解散の話も・・— tomoyu 01 (@01Tomoyu) October 13, 2026
投稿にある「緑」は横山緑、「やるみ」「きもの」「ゴロリ」はその場にいたほかの配信者のこと。
「追放」という言葉も見えますが、公式サイトにそうしたお知らせは出ていません。
一晩の流れを時刻で追う
当事者と見ていた人たちの投稿を時刻の順に並べると、こうなります。
- 10月12日 17時30分 IQテスト企画の配信が始まる
- 20時44分 横山緑が結果を投稿
- 10月13日 0時36分 「解散か?」と書いた投稿が出る
- 1時11分 4人が打ち上げの店に合流したと伝える投稿
- 1時39分 4人が怒って店を出たと伝える投稿
- 3時33分 視聴者のまとめで「解散の意思あり」が12人中8人に
- 6時8分 横山緑が「早朝緊急キッカーズ会議」の配信を告知
結果の投稿から「解散」の文字が出るまで、わずか4時間ほどでした。
横山緑は何と説明したのか
いっぽうキャプテンの側の説明は、夜の店でのやり取りから朝の配信までに見ていた人たちが書きとめた内容を合わせると、おおよそ次の2点です。
- もともとは別の配信者たちと飲む予定で、そこへユキッカーズのユキちゃんたちがあとから加わった
- おったんたちが打ち上げを断られていたことは知らなかった
4人の側の話では断られた打ち上げにキャプテンがいたことになり、横山緑の側の話では、自分の飲んでいた席にあとからユキちゃんたちが来たことになります。
同じ夜の話なのに、順番が逆になっているんです。
「全てが勘違い」という見方
13日の朝には、連絡の行き違いが重なっただけだと書いた人もいます。
結局
全てが勘違い
個人同士だけで連絡を取り合ってるから
どこまでもおかしくなってるだけだった喧嘩(勘違いだけど)した方が仲良くなる
解散でもなんでもいいけど
やはり暗黒の影響は大きい
キッカーズ全員が思ってるのは
「横山緑がキッカーズに飽きてるだろ」— あお箱 (@einginn) October 13, 2026
「暗黒」は、横山緑の配信「暗黒放送」のこと。
横山緑が「裏切り」と言われる理由
いっぽう夜のうちに広がっていたのは、「勘違い」よりずっと強い「裏切り」という言葉でした。
この夜のことを「裏切りの二次会」と呼んだ人がいて、ほかにも「裏切り行為」「裏切り者」と書いた投稿が並んでいます。
打ち上げを断られたおったんたち4人の怒り方を伝えるこの投稿も、そのころ出たものです。
キッカーズ解散の危機
打ち上げを断られたのに、裏で打ち上げをしてた事にガチギレ
— けーつべ (@ktube05) October 13, 2026
飲み会の話にしては、ずいぶん重い言葉ですよね。
ルールに書かれた「裏切り」
キッカーズの公式ルールを開くと、こんな条文があります。
- 16条 メンバー同士のトラブルは裁判にかけ、その裁判を配信で公開する
- 20条 チーム内での裏切り行為を禁止する
4人が口にし、見ていた人たちも書いた「裏切り」は、このチームのルールが名指しで禁じている行為でもあるわけです。
ただし、今回の件で誰かがルール違反とされたというお知らせは、公式サイトには出ていません。
疑われたのは気持ちの向き
投稿を読むかぎり、「数字が全て」「安易な馴れ合いは一切行わず」と掲げるチームでこの夜に争われていたのは、誰がどの打ち上げにいたのかという、数字とは関係のない話でした。
そして朝になると、横山緑はキッカーズに飽きてきたのでは、という向きのことを書く視聴者も、ひとりではありません。
「裏切り」という言葉の中身は、打ち上げそのものより、キャプテンの気持ちがチームの外へ向いているのではという疑いなのだと私は見ています。
「解散の意思あり」8人という集計
この夜、視聴者のひとりが、配信での発言を拾ってメンバーのうち12人の意向を表にまとめました。
キッカーズ解散 メンバー意向の状況
ぞっくんも解散に賛成
— けーつべ (@ktube05) October 13, 2026
表には「提供情報に基づく整理」と断り書きがあり、公式の投票とは別のものです。
そのうえで見ると、「解散の意思あり」には、打ち上げを断られた4人のほかのメンバーの名前も入っています。
夜中に「凄い事になってる様だ」と書いていたぞっくんも、その20分後に出たこのまとめでは8人のうちのひとりです。
いっぽう「意向不明」の4人には、キャプテンの横山緑と相談役のよっさんの名前があります。
3月にも出ていた解散の話
ネットには、今回の騒ぎを「ただの茶番」と書く人もいました。
たしかに、キッカーズで「解散」の文字が出るのは今回が初めてではありません。
2026年3月23日にも、公式サイトのアカウントが「キャプテンが配信にてキッカーズ解散について言及中」と速報を出していました。
それから半年以上たったいまも、チームは続いています。
しかし春に解散を口にしたのはキャプテン本人で、今回のまとめで解散の側に並んだのはメンバーの名前でした。
解散で流れを失うのは誰か
公式サイトのメンバー紹介によると、横山緑の平均の同時視聴者数は、2番目に多い副キャプテンの勇者トロの1.7倍あまり。
仲間へ視聴者を送り合うレイドの仕組みだけを見れば、いちばん多く送り出せるのは横山緑で、チームがなくなったときに流れを失いやすいのは受け取る側になります。
視聴者のまとめが当たっているなら、解散を口にしているのは、その受け取る側のメンバーたち。
だから今回の騒動は、「数字が全て」というスローガンだけでは説明しにくいんです。
板挟みになった3軍
騒ぎの影響は、ほかのメンバーの配信タイトルにも見えます。
10月13日の朝、公式サイトのメンバー一覧には、3軍メンバーの「こふなばけんと」が付けた配信タイトルとして、こんな言葉が出ていました。
「横山緑派とかつきはしもとらの分派の板挟みになって苦しいので、分派は矛を収めてキッカーズに戻ってください」
「分派」とありますが、4人の脱退が公式に発表されたわけではありません。
キッカーズは本当に解散するのか
いちばん気になるのは、結局このまま解散してしまうのかどうか。
2026年10月13日の朝9時すぎの時点で、公式サイトのニュース欄に解散のお知らせは出ていません。
いちばん新しいお知らせは、前の日に出た3軍メンバーの昇格のままです。
キャプテンの横山緑は13日の朝6時8分に、緊急の会議を配信すると告知しました。
暗黒放送 早朝緊急キッカーズ会議 放送
kick.com/yokoyamamidori— 横山緑(本物) (@kubotayokoyama) October 13, 2026
この配信は9時すぎの時点でもまだ続いていて、何が決まったのかは公式には示されていません。
見ていた人の投稿には、「全てが勘違い」という受け止めと、それでも解散を口にするメンバーがいたという書きとめの両方があります。
これから分かる3つのこと
朝の配信とは別に、メンバー全員がそろう場をあらためて設けるという投稿も出ていますが、日時はまだ分かっていません。
- 公式サイトのニュース欄に何が載るか
- 打ち上げを断られた4人がチームに残るのか、抜けるのか、チームごと解散になるのか
- ルール16条にある、配信で公開する裁判が開かれるのか
キッカーズが解散するのか、おったんたち4人が残るのか、いまはまだどちらも決まっていないんですよね。











