「#KAITO ではなく #KAITO_SALTBOY で発信をしてくださると幸いです」

2026年10月15日の夜9時、King & Princeの髙橋海人(たかはし かいと)がソロで出すCDを手がけるレコード会社、ユニバーサル ミュージックのXの投稿に、こんな一文が添えられていました。

ソロの名前「KAITO」が、ボカロ(歌声ソフト)のKAITOと名前もタグも同じになっていた騒ぎに、ようやく動きが出た夜です。

ところが同じ夜、ファンのあいだに広がったのは別の戸惑いでした。

ファンクラブ会員向けのブログで、髙橋海人だけでなく、相方の永瀬廉まで謝っていたと伝わったんです。

「廉担」は、永瀬廉のファンを指す言い方。

謝る言葉がファンクラブ限定のブログにしかないことに、モヤモヤした人もいます。

 

ソロの話なのに、どうして永瀬廉が謝ることになったのか。

そして、髙橋海人本人の言葉はどこに出ているのか。

会員でなくても分かる範囲で、その夜の出来事をわかりやすく解説していきます。


ふたりが謝った場所

「どこで謝ったの?」と、首をかしげてしまいますよね。

そもそもの騒ぎは、髙橋海人が10月3日に「KAITO」という名前でソロ活動を始めると発表したことから始まりました。

2006年に発売された歌声ソフトのKAITOと、名前も「#KAITO」のタグも同じになり、検索するとふたりのKAITOが混ざってしまうと戸惑う声が上がっていたんです。

名前を選んだ理由と、発表のあとに起きたことは、こちらで読めます。

KAITO名義でソロ活動を始めた髙橋海人をイメージしたイラスト(レコーディングスタジオで両手の親指を立てる金髪の男性)
髙橋海人はボカロを知ってて被せた?本人が語ったKAITOの理由King & Princeの髙橋海人(たかはし かいと)が、インスタライブでボカロ(歌声ソフト)のKAITOの名前を出しました。...

 

会員だけが読めるブログ

謝る言葉が書かれていたのは、King & Princeのファンクラブ会員だけが読める有料のブログでした。

髙橋海人の「海人のアイドル日記」と、永瀬廉の「ながせのつぶやき」です。

ファンクラブの公式Xが知らせた更新の時刻と、レコード会社の告知を並べると、この夜の順番はこうなります。

  • 19時30分 髙橋海人のブログが更新
  • 21時 永瀬廉のブログが更新
  • 21時 ユニバーサル ミュージックが新しいCDを告知

同じ公式Xの知らせでは、髙橋海人のブログは10月13日が22時、14日が23時の更新で、この日だけ早く出ていました。

髙橋海人の言葉は会員に向けて先に出て、誰でも見られる告知はその1時間半あと、という順番です。

中身は会員向けの有料のページなので、この記事では読んでおらず、書き写してもいません。

 

外に伝わったこと

会員でない人のところへは、読んだ会員の投稿を通して、少しずつ話が回っていきました。

「ティアラ」はKing & Princeのファンの呼び名で、この人自身はブログを読めていません。

こうした会員の投稿から外へ伝わっていったのは、次の2つでした。

  • 髙橋海人が謝る言葉を書き、タグを「#KAITO_SALTBOY」に変えるとも書いた
  • 永瀬廉も、ファンに向けて謝る言葉を書いた

どんな言葉で、何について謝ったのかは、会員でなければ確かめようがありません。

そのせいで、「永瀬廉が謝った」という話だけが、理由を置き去りにして外へ出ていきました。


永瀬廉はなぜ謝ったのか

「髙橋海人のソロでしょ」という声のとおり、「KAITO」と名乗っているのは髙橋海人です。

永瀬廉が謝ると聞けば、不憫だ、とばっちりではと感じるのも自然なことですよね。

ただ、外から見える事実をたどると、永瀬廉はこのソロの始まりから、ずっと髙橋海人のすぐそばにいました。

 

名前が語られた配信にも

  • 10月4日 髙橋海人が名前の話をしたインスタライブに、サプライズで登場
  • 10月14日 ラジオで髙橋海人のソロ曲をほめる
  • 10月15日 ファンクラブのブログで謝る言葉

髙橋海人がボカロのKAITOを「レジェンド」と呼びながら名前の理由を話した10月4日のインスタライブには、永瀬廉もサプライズで出て、ソロの始まりを祝っていたと伝えられています。

10月14日の深夜の文化放送「永瀬廉のRadioGARDEN」では、髙橋海人のソロ曲「swim?」を「想像を超えてきた いい曲。かっこよかった」とほめたそうです。

 

社長が2人いる会社

King & Princeは、永瀬廉と髙橋海人の2人だけのグループ。

写真週刊誌FLASHのニュースサイト、Smart FLASHによると、その2人がKing & Princeの会社の社長でもあります。

ブログを読んだファンからは、こんな受け止めも。

この受け止めのとおりなら、髙橋海人のソロの騒ぎは、永瀬廉にとっても自分の会社の出来事だったことになります。

 

外から言えるのは、永瀬廉がこのソロを最初から隣で応援してきた相方で、2人で社長を務める会社の一員でもある、というところまで。

それでも、永瀬廉のファンには、すぐには飲み込めない気持ちも残ります。

髙橋海人のブログが出た直後には、「海ちゃんが悪いわけじゃないことはわかってる、なのに謝ってくれてありがとうとも思ってる、でも私は廉くんのことしか考えられない」という投稿も出ていました(海ちゃんは髙橋海人、廉くんは永瀬廉の呼び名です)。


夜9時のタグのお願い

では、会員でない人にも見える場所には、何が出ていたのでしょうか。

10月15日の夜、公の場に出た言葉は、レコード会社の告知の中のお願いでした。

ボカロのKAITOのファンも、会員ではない髙橋海人のファンも、ブログを開かずに読めたのはその告知だけ。

 

CDの告知の続きに

21時ちょうど、ユニバーサル ミュージックのXが、KAITOの1st EP「SALT BOY」を11月25日に出すと知らせました。

EPは数曲入りのCDのことで、「swim?」も入る予定だそうです。

投稿の前半はこのCDの発表で、そのあとに「そしてこの発表を機に」と続けて、タグのお願いが書かれています。

おわびの言葉は、この投稿にも、リンク先の発売のお知らせのページにもありません。

所属するSTARTO ENTERTAINMENTのKing & Princeのページも、10月16日の朝の時点では、この件のお知らせがないままです。

 

ボカロのKAITOのファンは

ボカロのKAITOのファンの側からは、こんな受け止めが出ています。

外から見ていた人の中には、「有料記事で謝罪(つまり公には何も声明なし)」と書きながら、「これで終わりって言えるボカロ界隈の民度良すぎるな」と、ボカロのKAITOのファンをたたえた人もいました。


「ファンクラブが先」の声

髙橋海人のブログが19時30分で、誰でも見られる告知が21時。

ふたりがきちんと言葉を書いたことを知って、ほっとした会員のファンもいたことでしょう。

ただ、髙橋海人の謝る言葉が先に会員だけに届き、外にはあとからタグのお願いだけが出たという順番に、引っかかった人もいます。

どちらの気持ちも、同じ夜に同じ騒ぎを見ていた人のものなんですよね。

 

謝る先はどこだったか

名前やタグで戸惑っていたのは、ボカロのKAITOのファンや、検索で混ざった投稿を見ていた人たちです。

その人たちの多くはファンクラブに入っていないので、いちばん戸惑っていた人ほど、謝る言葉が書かれたブログを読めません。

ボカロのKAITOのファンからは、この順番を責めない声も上がっています。

ボカロのDJをしている人は、「先にファン向けの告知をしやがって、みたいに噛み付く奴もおると思うけど、僕は普通にええやつやん。と思ってます」と書き、タグを変えた側にお礼を伝えていました。

 

読める人と読めない人

いっぽうで会員の側からは、ブログを読んでいない人が口を出さないで、という投稿も出ています。

読めた人には本人の言葉があり、読めない人には伝言しかありません。

同じ夜のことなのに、ブログの内と外とで、見えているものがまるで違っていました。

この見え方の違いが、ファンクラブ限定の謝罪にモヤモヤが残る理由のひとつです。


伝言で届いた謝罪

永瀬廉はなぜ謝ったのか。

外から言える答えは、永瀬廉がソロの始まりから隣にいた相方で、2人で社長を務めるKing & Princeの一員でもあった、ということ。

そして、謝る言葉が書かれたのは会員のブログで、外の人に届いたのは、レコード会社の告知の中のタグのお願いだけでした。

 

理由が見えないまま届いた謝罪は、どうしても重たく見えてしまいます。

髙橋海人のブログを読んだ永瀬廉のファンからは、自分たちに謝らなくていいと、髙橋海人を気づかう投稿もありました。

ブログの中では、ふたりの言葉はファンのもとに届いているのだと思います。

ブログの外で、永瀬廉の謝罪まで伝言で知った人たちにも、誰でも読める場所で髙橋海人本人の一言がほしかったですよね。