2026年2月23日朝、多くの人がスマホを見て二度見したニュースがありました。

世界を舞台に快進撃を続けていた日本人ガールズグループXGの生みの親、プロデューサーSIMONこと酒井じゅんほ容疑者が、コカインと乾燥大麻の所持で現行犯逮捕されたというのです。

しかも逮捕のタイミングが、名古屋でのワールドツアー公演を終えた直後の23日午前0時20分頃

一緒に逮捕されたのはエイベックス社員3人で、警視庁の家宅捜索の際に酒井容疑者と同じ部屋にいたと報じられています(NTV 2/23報道)。

「XGって何?」という方もいるかもしれませんが、全員日本人なのにBillboardチャートで歴史的記録を打ち立て、アメリカの大型フェスCoachella(コーチェラ)でもヘッドライナーを務めた、今もっとも世界に近い日本発のガールズグループなんですよね。

その中心人物の逮捕ですから、これは単なる芸能スキャンダルでは片づけられません。

数百億円規模のビジネスを根底から揺るがす大事件と言っていいでしょう。

この記事では、なぜこの逮捕が「ヤバい」のか、どれほどの損害が想定されるのか、そしてXGの7人のメンバーはどうなるのか、できるだけわかりやすく掘り下げていきます。

XGプロデューサーSIMON逮捕がヤバい理由

まず最初にはっきり言っておきたいのが、今回の事件は「有名人がやらかした」というレベルの話ではないということ。

これはひとつのグローバルビジネスが一夜にして崩壊しかねない構造的な危機なんですよね。

XGというグループの規模感をざっくりお伝えすると、2ndワールドツアー「THE CORE」は横浜のKアリーナ3日間で約6万人を動員し、全公演ソールドアウト。

 

SIMONの薬物逮捕がヤバい理由…XGの活動や違約金が大変すぎる

X

大阪城ホール、名古屋IGアリーナと続き、この先は日本の追加公演に加えてアジア、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、中南米と世界35都市を超える規模で回る予定でした。

1stツアーが40万人超の動員ですから、2ndは60万人から80万人規模になる見込みだったわけです。

チケット収入だけで数十億円、全世界合計なら100億円を超えるプロジェクトが、今まさに走っている真っ最中だった。

さらに、XGはinstax(富士フイルム)やRiot Gamesといったグローバルブランドとのコラボレーションも複数進行中。

2026年1月にリリースした1stフルアルバム「THE CORE」はBillboard 200でTop100入りを果たし、リード曲「HYPNOTIZE」は9カ国・地域で1位を獲得するなど、まさに上り調子のど真ん中にいたグループです。

で、ここが核心なんですが、逮捕されたSIMON容疑者はただのプロデューサーではなく、XGALX(ザギャルクス)というマネジメント会社のCEOでもあります。

つまり、楽曲制作もビジュアルもグローバル戦略も、すべての最終決定がこの一人に集中していました

いわばXGの”脳”が逮捕されたようなもの。

手足であるメンバーやスタッフがどんなに優秀でも、司令塔を失った組織が一気に機能不全に陥る危険性は計り知れません。

そしてもうひとつ見逃せないのが、エイベックスとの関係性

XGALXとエイベックスは単なる取引先ではなく、共同事業体「AEGX」を通じてワールドツアーの制作を担い、米国法人のネットワークも活用するという、ビジネスの根幹を共有するパートナーだったんですよね。

エイベックスのIR資料では、XGを「グローバルIP創出の軸」と位置づけ、中期経営計画「avex vision 2027」の中核に据えていたほど。

そのパートナー企業の社員が3人も同時に逮捕されたとなれば、XGALXだけの問題では済まず、エイベックスという上場企業全体のコンプライアンス問題に発展する可能性が極めて高いと言えるでしょう。

芸能人の不祥事でよく「イメージダウン」という言葉が使われますが、今回のケースはイメージどころの話ではありません。

ツアーの違約金、ブランドとの契約解除、株価の下落、海外展開の凍結…。

ひとつひとつが億単位の損害につながるリスクを孕んでいて、トータルで見れば数百億円規模のビジネスが崖っぷちに立たされている

これこそが、今回の逮捕が「ヤバい」と言われる本当の理由なのだと思います。

XGプロデューサーSIMON(酒井じゅんほ)の隠された素顔

華々しい成功の裏側には、いったいどんな日常があったのでしょうか。

ここでは、表舞台では「天才プロデューサー」として脚光を浴びていた酒井じゅんほ容疑者の、もうひとつの顔に迫っていきます。

韓国アイドル時代から築いてきた人脈、逮捕当日のホテルの状況、そして高額な違法薬物がなぜ手に入ったのか。

ひとつずつ紐解いていくと、成功者特有の「見えない闇」が浮かび上がってきます。

①酒井じゅんほ容疑者の韓国時代の交友録

SIMON、本名・酒井じゅんほ。

日本人の母と韓国人の父を持つ日韓ハーフで、アメリカ・シアトル生まれの韓国育ちという、かなり国際色豊かなバックグラウンドの持ち主。

芸名の「JAKOPS」は「JA(Japan)+KO(Korea)+P(Produced by)+S(Simon)」の頭文字を組み合わせたもので、自分のルーツをそのまま名前に刻んだようなネーミングですよね。

2010年代初頭には韓国のボーイズグループDMTN(ダルメシアン)のメンバー「Simon」として活動していた時期があり、ここで韓国の音楽業界に深く根を張ることになります。

DMTNのメンバーには韓国系アメリカ人のDay Dayなどもいて、現在も交流が続いているとされています。

その後、作曲家に転身してからはAileeやJunggigo、Jun Hyoseongといった韓国の人気アーティストに楽曲を提供するなど、K-POP業界のクリエイティブサイドで着実にキャリアを積み上げていきました。

一方、日本側の交友関係も気になるところ。

業界関連のブログやインタビューからは、エイベックスの練習生時代に佐藤健さん、三浦翔平さん、ONE OK ROCKのTakaさん、L’Arc-en-Cielのhydeさんなどとの交流があったとされる情報も出てきています。

もちろん、交友関係があること自体は何の問題もありません。

ただ、日韓米の三カ国にまたがる幅広い人脈は、今回の逮捕で明らかになった「パーティー的な集まり」との関連を考えると、捜査が今後どこまで広がるのか注目せざるを得ないでしょう。

男4人同時逮捕」という事実は、個人の問題というよりも、ある種のコミュニティの中で常態化していた可能性を示しているように感じます。

②逮捕現場となった名古屋のホテルの状況

逮捕は2026年2月23日午前0時20分頃

場所は愛知県内、名古屋市内とみられるホテルの一室で、警視庁薬物銃器対策課による現行犯逮捕でした。

前日の2月22日は、XGの名古屋IGアリーナ公演の最終日。

SIMON容疑者はプロデューサーとしてステージ裏や関係者席に顔を出していたとみられ、ライブ終了後にホテルへ移動した直後の出来事だったようです。

いわば「成功の余韻に浸っている真っ最中」に踏み込まれた格好で、そのタイミングの悪さ——というよりも自覚のなさに、多くの人が言葉を失ったのではないかと思います。

報道によれば、所持品からはコカイン1袋と乾燥大麻が見つかっており、エイベックス社員3人も同じ部屋、もしくは同フロアにいたとされています。

具体的なホテル名は警視庁が伏せていますが、ツアー関係者が利用するレベルとなると、名古屋駅周辺か栄エリアの高級ホテルが想定されるところ。

ライブ終了後の「打ち上げの延長線上」での使用だったのか、あるいはもっと日常的なものだったのか。

その点は今後の捜査で明らかになるでしょうが、少なくとも「たまたま持っていた」という弁解が通りにくい状況であることは間違いなさそうです。

なお、XG公式サイトのスケジュールページは2月23日12時時点で一切変更なく、以降の公演も通常通り表示されています。

この「何事もなかったかのような静けさ」がかえって不気味に感じられるのは、私だけでしょうか。

③入手ルートと反社会的勢力の関与の有無

今回押収されたコカインという薬物は、日本国内では流通量が少なく、1グラムあたり数万円から10万円とも言われる非常に高額なもの

つまり、経済的に余裕がある層でなければそもそも手が出しにくく、「成功者のパーティーシーン」で広まりやすい傾向があるとされています。

入手経路については、事件発生から間もないこともあり、報道ベースではまだ具体的な情報は出てきていません。

一般的に考えられるルートとしては、知人を介した個人間取引、海外からの持ち込み、あるいはナイトクラブなどを通じたディーラー経由といったパターン。

反社会的勢力、つまり暴力団組織との関わりについても、現時点では報道や公式発表での言及はゼロです。

ただし、過去の芸能界における類似の事件を振り返ると、最初は「個人的な使用」とされていたものが、捜査が進むにつれて裏の流通ルートが明るみに出てくるケースが少なくありません。

エイベックス社員3人が同時に逮捕されているという事実も見逃せないポイント。

これは「たまたま居合わせた」というよりも、ある程度のグループとして入手・使用していた可能性を示唆しているようにも見えます。

尿検査の結果や取引の記録(スマートフォンのやり取りなど)が今後の捜査でどこまで明らかになるか。

ここが事件の深さを決定づける分岐点になるのではないかと感じています。

④過去のSNS投稿から見える「予兆」の検証

「後から振り返ると怪しかった」——こういう話は薬物事件でよく出てくるものですが、SIMON容疑者の場合はどうだったのか、調べてみました。

2026年2月23日時点で確認できるInstagramの公式アカウント(simonjakops)を見ると、投稿の大半はXGのプロモーションやツアーの裏側を紹介するもの、メンバーの成長を誇らしげに語るもの、グローバル戦略に関するビジネス寄りの内容ばかり。

 

SIMONの薬物逮捕がヤバい理由…XGの活動や違約金が大変すぎる

Instagram

深夜のパーティー写真だとか、意味深なハッシュタグだとか、いわゆる「匂わせ」的な投稿はほとんど確認されていません。

X(旧Twitter)の関連投稿も同様で、あくまでも「完璧なプロデューサー」としてのイメージを丁寧に構築していた印象を受けます。

むしろ、アルバム「THE CORE」のリリースやツアー開幕に合わせた「絶好調」アピールの投稿が目立つくらいで、正直なところ予兆らしきものは見当たりません。

でも、逆に言えばこの「表と裏のギャップの大きさ」こそが、今回の逮捕の衝撃をここまで増幅させている要因なのだろうなと。

SNS上では完璧な仮面を被り続けていた人物が、ライブ終了後のホテルでは全く別の顔を見せていた。

このコントラストが、ファンの失望感をより一層深いものにしているように感じます。

⑤他のスタッフや関係者への家宅捜索の可能性

NTVの報道によると、今回の逮捕は「家宅捜索の際」に発覚したとされています。

つまり、警視庁は最初からある程度の情報を掴んだ上で動いていた可能性が高く、「偶然見つかった」というストーリーとはだいぶ違う展開を示唆していますよね。

エイベックス社員3人の同時逮捕という事実を踏まえると、捜査の手はすでにXGALXの本社やエイベックスの関連オフィスにまで及んでいるか、少なくとも計画されているとみて間違いないでしょう。

SIMON容疑者の東京都目黒区の自宅も、当然ながら捜索対象になっているはず。

過去の類似事件——芸能事務所のトップが薬物で逮捕されたケース——を振り返ると、関係者数十人規模での家宅捜索や任意同行が行われるのはごく普通のこと。

ツアーに帯同していたスタッフ、マネージャー、場合によってはメンバー周辺への聞き取りが行われる可能性も否定はできません。

もちろん、XGのメンバー7人についてはファンからも「絶対に関係ない」「被害者だ」という声が圧倒的に多く、現時点で関与を示す報道は一切なし。

ただ、事務所全体のコンプライアンス調査という名目で、組織としてかなり広範囲にメスが入ることは覚悟しておくべき状況なのだろうと思います。

XGプロデューサーSIMON逮捕で懸念される5つの実害

ここまでSIMON容疑者の素顔に迫ってきましたが、ここからはもう少し生々しい「お金の話」に焦点を当てていきます。

ファンの気持ちとしては「とにかくメンバーを応援したい」が本音でしょうし、正直なところ私もそこは同じ気持ち。

ただ、現実問題としてどれくらいの損害が発生しうるのかを知っておくことは、今後の動きを読む上でも大事なことではないかと。

チケットの払い戻し問題から株価への影響まで、懸念される5つの実害を具体的な数字も交えながら整理していきます。

①ワールドツアー中止に伴うチケット払い戻し

最も差し迫った問題がこれでしょう。

2ndワールドツアー「THE CORE」は横浜・大阪・名古屋までは無事に完遂していますが、この先には福井、仙台、兵庫、福岡、代々木と日本国内だけでも10公演以上が控えています。

さらにアジア・北米・ヨーロッパ・オーストラリア・中南米と、世界35都市超に広がる予定でした。

チケット単価の平均が約1万8千円、VIP席を含めると2万5千円。

総動員数が60万〜80万人規模と見込まれていたことから、チケット収入だけで推定120〜150億円規模(業界関係者試算)という桁違いの金額が動いているプロジェクトなんですよね。

もし仮にツアーが全面中止となった場合、チケットの払い戻し手数料やシステム料だけで数億円。

それに加えて会場のキャンセル違約金がアリーナクラスだと1公演あたり数千万円から1億円超(プロモーター手数料、スタッフの人件費、保険なども含む)になるとされていて、日本公演だけで数十億円、全世界で100億円超の損失が発生しかねない。

ちょっと想像しがたい規模感ではないでしょうか。

K-POPのツアーキャンセル事例では、1公演あたり数億円規模の損失が報告されたこともあり、今回も同様かそれ以上のインパクトが予想されます。

もちろん、2月23日午前の時点では公式にツアーの中止や延期は発表されていません。

メンバー7人のパフォーマンス力は業界内でも非常に高く評価されていて、「メンバーだけで回せるのでは」という声もあります。

ただ、クリエイティブの総指揮を執っていた人物が突然いなくなるわけですから、演出の変更や現場運営の混乱は避けられないところ。

X(旧Twitter)では「払い戻し希望殺到でシステムパンク?」という声が急増中で、混乱の火種はあちこちにくすぶっている状態です。

②グローバルブランドの広告契約解除と違約金

XGは単にライブで稼いでいるグループではなく、グローバルブランドとのコラボレーションも大きな収益の柱になっていました。

instax(富士フイルム)とのツアー連動チェキ企画、Riot GamesのVALORANTとのコラボやアニメMV制作など、「クリーンで先進的な日本人グローバルアイドル」というイメージそのものがブランド価値だったわけです。

こうしたグローバルブランドとの契約には、たいてい「クリーンイメージ条項」と呼ばれるものが含まれています。

要するに、「イメージを損なうような行為があった場合、即時契約解除できる」という条件ですね。

事務所のトップが違法薬物で現行犯逮捕となれば、この条項に抵触する可能性はかなり高いと言わざるを得ません。

過去の事例で言うと、俳優のピエール瀧さんの薬物事件ではディズニー映画の吹き替えやCM複数社で約30億円規模の損害が発生したとされています。

沢尻エリカさんのケースでもNHK大河ドラマやCM関連で約10億円規模との報道がありました。

XGの場合はグローバル展開している分、契約先も国際的で金額も大きい。

契約解除に伴う違約金は通常、契約額の2〜3倍とも言われていますから、数十億円規模の広告収入が一気に蒸発するリスクは十分にあり得る話。

Yahoo!コメントでは「instaxが真っ先に撤退するのでは」「Riot Gamesがイメージを気にしてコラボ凍結」といった声が早くも飛び交っていて、スポンサー離れの連鎖が始まることへの懸念が広がっています。

一度崩れた信頼を取り戻すのが、どれほど難しいことか。

ファンならずとも、胸が痛くなる展開と言えるでしょう。

③米ビルボードや海外メディアでの掲載自粛

XGが他の日本人アーティストと決定的に違うのは、アメリカのBillboardチャートで実績を残しているという点。

Hot Trending Songsで日本人初の1位、Billboard 200ではTop100入りと、本当に歴史的な記録なんですよね。

2025年のCoachellaでは日本人として初めてSaharaステージのヘッドライナーを務めるなど、「グローバル成功の象徴」として海外メディアからも高い注目を集めていました。

逮捕後、米メディア(BillboardやHollywood Reporterなど)は早速「プロデューサー逮捕でイメージに打撃」と速報しています。

ただし、事件発生から数時間の段階では、チャートからの除外や掲載自粛といった動きは確認されていません。

とはいえ、K-POP業界では過去に薬物スキャンダルが原因でBillboard掲載が自粛された事例もあり、長期的に見れば「薬物スキャンダル付きの日本人アーティスト」というレッテルが定着するリスクは無視できないでしょう。

北米ツアーのチケットは軒並みソールドアウトだったとされていますが、もしこれが中止やキャンセルとなれば、海外ファンの離反は一気に加速するかもしれません。

ストリーミングのアルゴリズムにも影響が出る可能性があり、配信収入だけでも数億円から十数億円規模の損失が見込まれます。

せっかく日本人アーティストが「世界で通用する」という新しい扉を開いたところだっただけに、この打撃は金額以上に重いものがあるのではないかと感じてしまいます。

ネット上にもそんな声が…

④Avex(エイベックス)株価への悪影響

XGのビジネスを語る上でエイベックスの存在は切り離せません。

先述の通り、XGALXとエイベックスはジョイントベンチャー的な関係にあり、エイベックスが国内マネジメント・ライブ制作・海外展開の窓口を担当

2025年3月期のIR資料ではXGを「グローバルIP創出の軸」と明言していて、中期経営計画「avex vision 2027」でも海外公演強化やIP開発の中核としてXGが位置づけられていました。

逮捕が報じられた2月23日は日曜日で株式市場は休場だったため、株価への即時反応はまだ出ていない状況(執筆時点)。

ただ、翌営業日以降の下落リスクはかなり高いと見られています。

過去の芸能スキャンダルでは、所属企業の株価が数%から10%超下落した例もありました。

エイベックスの場合、XG関連の売上が業績への寄与率として大きいとされているため、数十億円規模の時価総額毀損もあり得るところ。

機関投資家からは早くも「コンプライアンス問題で信用低下」「グローバル戦略の見直しが必要」といった指摘が出始めているとの情報もあります。

Xでは「エイベックス株は売り」「提携見直しでXGが独立するのでは」といった憶測も飛び交っていて、月曜日の寄り付きがどうなるか、マーケット関係者も固唾をのんで見守っている状況です。

⑤制作中の新曲やMVの公開凍結リスク

アルバム「THE CORE」をリリースしたばかりということは、当然ながら次のリリースに向けた楽曲制作やMVの撮影も進行していたはず。

そのクリエイティブの最終決定権を持っていたのがSIMON容疑者ですから、プロデューサー不在の状態で作品を世に出すのは相当ハードルが高くなります。

過去の薬物事件では、未公開作品がお蔵入りになったり、撮り直しを余儀なくされたケースが少なくありません。

俳優の清水尋也さんがNHK朝ドラから降板した際は、数千万円から億単位の損失が出たとされていて、XGの場合もMVにSIMON容疑者が関与した部分のカットや再編集が必要になる可能性があります。

ファンからは「新曲を楽しみにしていたのに…」「SIMONの色が入った作品をそのまま出せるのか」という不安の声が殺到。

長期的に見て「SIMON抜きでの創作力の維持」がグループ存続の最大のリスク要因だと、業界関係者の間でも指摘されています。

音楽グループにとって新曲を出し続けることは「呼吸」のようなもの。

それが止まるということは、事実上の活動休止と同義に近いわけで、この部分の影響は目に見える違約金以上にボディブローのように効いてくるのかもしれません。

XGプロデューサーSIMON逮捕後の経営体制はどうなる?

さて、ここまでは「どれだけのダメージがあるか」という話をしてきましたが、ここからは「じゃあこの先どうなるの?」という未来の話に踏み込んでいきたいと思います。

XGALXという会社はSIMON容疑者が2017年に設立した、極めて個人色の強い組織。

その創業者でありCEOであり、クリエイティブの総指揮者でもある人物がいなくなった後、この船はどこに向かうのか。

グループを守るために必要なプロセスと、現実的な後任候補について一緒に考えてみましょう。

まず押さえておきたいのが、XGALXの体制的な脆弱性。

SIMON容疑者は、メンバーのオーディションから育成、全楽曲のプロデュース、ビジュアルディレクション、グローバル戦略の策定に至るまで、ほぼすべてを一手に担ってきた人物です。

いわゆるワンマン経営の典型でした。

SIMONの頭の中にあるビジョンがそのまま会社の方向性だったと言っても過言ではないでしょう。

これは、うまくいっている時には「天才の一手」として最高に機能しますが、その天才がいなくなった瞬間に全てが止まるリスクと表裏一体の構造なんですよね。

では、後任のプロデューサーには誰が就くのか。

最も現実的なのは、エイベックス内部からの登用でしょう。

エイベックスはS10 Entertainmentの買収などでグローバルネットワークを強化しており、米国法人のAvex Music Groupにもプロデューサー陣が在籍しています。

過去にXGの楽曲制作に関わったクリエイティブチームが暫定的に指揮を執る、という流れが一番スムーズかもしれません。

外部からの招聘という選択肢もあって、K-POP大手のHYBEやJYP系のプロデューサー、あるいはアメリカのプロデューサーの名前が噂レベルでは出始めています。

ただ、XGが築いてきた「X-POP」という独自路線——K-POPの育成メソッドに日本人のアイデンティティとグローバル志向を掛け合わせたスタイル——これを理解し、継承できる人材は正直なところかなり限られます。

料理に例えるなら、レシピだけ渡されても元のシェフと同じ味は出せない、というジレンマに近いものがあるのではないかと。

もうひとつの可能性として語られているのが、メンバー主導への移行

JURINをはじめとするリーダー陣が中心となり、外部クリエイターと連携しながら自立していく形です。

メンバーの実力は業界内でも「全員がACE級」と評されるほど高く、パフォーマンス面では十分にやっていける力がある。

ただ、デビューからまだ4年目。

ビジネス面での意思決定やブランディングまでメンバーに背負わせるのは、さすがに酷な話でしょう。

組織としてのクリーン化のプロセスも急務となります。

過去の類似事件のパターンから推測すると、まず数日以内にXGALXの緊急取締役会がエイベックスから派遣された役員の主導で開かれ、SIMONの休職または解任手続きが進むはず。

同時に、「捜査への全面協力」と「メンバーの活動保護」を柱とした公式コメントが発表される流れが想定されます。

その後1〜2週間で全スタッフへの薬物検査やコンプライアンス研修が実施され、1〜3ヶ月の間に新体制(新CEO+クリエイティブディレクター)が発表される——というのが教科書的なシナリオ。

エイベックスによる完全子会社化、あるいはメンバーの契約を引き取った上での独立再建も選択肢に入ってくるかもしれません。

過去の事例では、事務所トップが逮捕された場合、「親会社が介入して体制を一新する」というのが最も多いパターンでした。

メンバー7人は全員20代前半で、実力もファンからの支持も確かなものがある。

「被害者」としてきちんと守られるべき存在であることは間違いなく、活動継続の見込みは十分にあると業界関係者の多くも見ているようです。

Xでの反応を見ると「エイベックスが全部引き取って新体制で頑張ってほしい」という声と「SIMONなしのXGにまだ価値はあるのか」という声が二分している状態。

グループの存続確率については、ある業界関係者が「メンバー人気の高さを考えれば70〜80%」と予測しているとの情報もあり、決して絶望的な状況ではないのかもしれません。

ただ、そのためにはスピード感を持った対応と、ファンやスポンサーへの透明性のある説明が不可欠。

XGALX、そしてエイベックスの次の一手が、文字通りグループの命運を分けることになりそうです。

SIMONは罠にハメられた? 不自然すぎる逮捕劇の「7つの疑問」

ここまで事件の影響やビジネス上のダメージについて整理してきましたが、実はネット上ではもうひとつ、大きな議論が巻き起こっています。

それは「SIMONは誰かに嵌められたのではないか」という見方。

もちろん現行犯逮捕という事実は重く、容疑者を擁護するつもりはありません。

ただ、報道を丁寧に読み込んでいくと、「これ、ちょっと出来すぎていないか?」と首をかしげたくなるポイントがいくつも浮かんでくるんですよね。

あくまで現時点の報道をベースにした「疑問の整理」として、冷静に見ていきたいと思います。

まず多くの人が引っかかっているのが、逮捕タイミングの異常な「完璧さ」

名古屋公演(2/21-22)が終わった直後の23日午前0時20分という、まさにライブ成功の余韻に浸っている最中の摘発でした。

XGは2ndワールドツアー真っ只中で、横浜6万人ソールドアウト、北米・欧州公演も完売多数。

Billboard Top100入り直後、Coachella実績もあり、「日本人グローバルアイドルの象徴」としてまさにピークの瞬間だったわけです。

素朴な疑問として、なぜよりにもよって「この夜」だったのか。

警視庁薬物銃器対策課が名古屋の特定ホテル、特定の部屋をピンポイントで捜索に入ったということは、事前に相当精度の高い情報を掴んでいたことを意味します。

匿名通報があったとしか考えにくい状況ですが、その通報者の動機や身元については一切報じられていません。

「ツアーの絶頂期を狙って最大ダメージを与える」意図が働いていたとしたら——そう考える人が出てくるのも、無理はない気がします。

次に気になるのが、「家宅捜索から現行犯逮捕」という流れの出来すぎ感

全メディアが「家宅捜索の際に発見、現行犯逮捕」と同一の記述をしていて、警察が最初から「その部屋に薬物がある」と確信していたかのような動きなんですよね。

通常の薬物摘発では、使用現場や取引現場の押さえが先行することが多いとされていますが、今回は「ホテルの一室を狙い撃ち」。

押収された量も「コカイン1袋と乾燥大麻」と比較的少量で、常習的な大量所持というよりは初犯レベルの規模に見えます。

うがった見方をすれば、実刑リスクを最小限にしつつ「逮捕の事実」だけを作るための量だったのでは、という指摘もXでは散見されます。

もちろんこれは推測の域を出ませんが、「なぜこの量で、なぜこの場所で、なぜこのタイミングで」という三拍子が揃いすぎている点は、冷静に見ても不思議と言わざるを得ません。

そして、同時逮捕されたエイベックス社員3人をめぐる情報の曖昧さも引っかかるポイント。

初期報道では「男4人」とだけ伝えられ、後続で「エイベックス社員3人」と判明しました。

ところが読売新聞の報道では「米国籍の自称音楽プロデューサー、キム・マイケル・チョン容疑者(39)と会社員2人」と、やや異なるニュアンスで報じられている。

SIMONだけが実名、住所、経歴までフル公開されているのに対し、他の3人は「社員ら」とぼかされたままというのは、報道の焦点が最初からSIMON一人に絞られていた印象を受けます。

エイベックスはXGの共同事業体パートナー(AEGX)ですから、その社員がSIMONと同じ部屋にいたこと自体は不思議ではないかもしれません。

ただ、「なぜ彼らも一緒にいたのか」「誰が彼らをその場に呼んだのか」という点は、捜査が進む中で必ず明らかにされるべき部分でしょう。

Xの一部では「SIMON排除のために同席させて一緒に巻き込んだのでは」という声まで出ていて、エイベックス内部の主導権争いと絡めて語る人も少なくありません。

メディア報道の異常な統一性も、注目に値するところ。

ほぼ全メディアが「捜査関係者によると」「午前0時20分頃」「コカイン1袋」「名古屋ホテル」「ツアー参加後」と、まるでテンプレートがあるかのように同じフレーズで速報を打っています。

独自取材の形跡がほとんどなく、警察発表をそのまま横流しにしている印象。

ホテル名も部屋番号も通報の経緯も、SIMON容疑者側の言い分(認否すら「不明」のまま)も一切出てきていません。

情報が「SIMON=犯人」という一方向にだけ固定されていて、疑惑の余地を残さない構造になっている。

これを「情報コントロール」と呼ぶかどうかは判断が分かれるところですが、少なくとも「もう一方の声」が完全に封じられている状態であることは事実です。

SIMON容疑者のこれまでの「クリーンさ」と今回の逮捕のギャップも、罠説を唱える人たちの根拠のひとつになっています。

先述の通り、SNSではビジネス投稿のみで薬物やパーティーの匂わせはゼロ。

5年間かけてXGを育て上げた「天才プロデューサー」という業界評価は一色でした。

過去の芸能界の薬物事件では、逮捕前から週刊誌で噂が出たり、関係者からのリークがあったりすることが多かったのに対し、今回は事前情報が一切なかった

長年築いてきた完璧なイメージが、一夜にして崩壊するという展開は、「外部からの意図的な攻撃」のパターンに似ていると指摘する声もあるわけです。

さらに深掘りすると、業界構造的な動機の可能性も浮かんできます。

XGは「日本人なのにK-POP式でグローバル成功」という、既存の業界秩序を揺さぶる存在でした。

大手事務所にとっては脅威であり、SIMON排除によってXGALXをエイベックス主導に取り込みやすくなるという見立ても成り立ちます。

日韓米ハーフという国際的なネットワークが、ライバルのK-POP勢力や国内の業界関係者から「目障り」と見なされた可能性を指摘する声もXでは少なくありません。

「なぜ今、このグループなのか」という問いに対して、XGの北米進出が本格化する直前に「日本発グローバルIPの芽を摘む」動きがあったのでは——そんな仮説が語られるのも、業界の複雑な利害関係を考えれば理解できなくもない話。

もちろん、これらはあくまで報道の「隙間」から読み取れる疑問点の整理であり、確定的な事実ではありません。

現行犯逮捕は現行犯逮捕であり、その重みは変わらないでしょう。

ただ、通報者の素性、キム・マイケル・チョン容疑者とSIMONの正確な関係、エイベックスのIR資料におけるXGの位置づけと「社員3人巻き込み」の関連など、まだ明かされていないピースがあまりにも多いのも事実。

報道をそのまま鵜呑みにするのではなく、「なぜ」「誰が」「何のために」という視点を持ち続けることが、この事件の本質を見極める上で大切なのかもしれません。

今後の捜査や続報で、これらの疑問がどう解消されるのか——あるいは解消されないまま残るのか。

そこにこそ、この事件の本当の「闇の深さ」が潜んでいるように感じます。

XGプロデューサーSIMONの逮捕は氷山の一角か?

最後に、少し視点を引いて考えてみたいテーマがあります。

それは、「今回の事件は一人の脱線なのか、それとも業界に横たわるもっと大きな問題の表れなのか」ということ。

2025年から2026年にかけて芸能界では薬物関連の事件が立て続けに報じられていて、SIMON容疑者の逮捕もその流れの中に位置づけられつつあります。

なぜ成功を手にした人たちがリスクを冒してまで薬物に手を出すのか。

そこには、華やかなステージの裏側に潜む構造的な問題があるように思えてなりません。

2025年から2026年にかけて、俳優の清水尋也さんの大麻所持やDef TechのMicroさんの逮捕など、芸能界の薬物事件が相次いで報じられてきました

警視庁薬物銃器対策課が摘発を強化している背景もあり、今まで水面下で見過ごされてきたものが次々と表面化しているような状況とも言えるでしょう。

コカインという薬物は、一般に「成功者のパーティー文化」と結びつきやすいとされています。

1グラム数万円という高額さが一種のステータスシンボルのように機能してしまう面があり、音楽業界のセレブリティーたちが集まる場で流通しやすい土壌がある。

多幸感や集中力の向上といった短時間の効果が、ハードスケジュールをこなすクリエイターにとって「ちょっとした息抜き」として正当化されてしまう危うさもはらんでいるのだろうと。

SIMON容疑者の場合、15,000人超のオーディションから7人を選び出し、5年かけて育成し、グローバルヒットに導くという途方もないプレッシャーを一身に背負ってきた人物。

ワールドツアー中は、睡眠不足、時差ボケ、毎公演のプレッシャー、メンバーのメンタルケア、ビジネス判断…と、常に全方位に気を張り続ける生活だったことは容易に想像がつきます。

もちろんそれは薬物に手を出す理由には決してなりませんが、「なぜ成功の絶頂期に自ら全てを壊すようなことをしたのか」という問いに対して、「プレッシャーから逃げたかったのでは」という分析が出てくるのも、一面の真理を含んでいるのかもしれません。

日韓米にまたがるバックグラウンドを持つSIMON容疑者は、韓国のK-POP業界のパーティー文化にも日本の芸能界の「夜の世界」にも、比較的アクセスしやすい環境にいたと推測されます。

逮捕時にエイベックス社員3人が同席していたことは、これが個人の逸脱ではなく、企業内の一部でパーティー的な使用が行われていた可能性を示唆するもの。

つまり、「成功者の孤独な脱線」というより「業界の一部に存在するカルチャー」の問題として捉えるべきなのかもしれません。

Xやヤフーコメントでは、「警視庁がこのタイミングで動いた本当の狙い」について、さまざまな見方が飛び交っています。

ワールドツアーの絶頂期を狙い撃ちにすることで、業界全体への強烈な警告メッセージにした」という分析は、かなりの数の支持を集めているようです。

また「エイベックス社員の同時逮捕は、大企業へのコンプライアンス徹底を促す意図がある」という見方や、「コカイン流通ルートの一斉捜査の入り口であり、今後さらに芸能関係者の名前が出てくるのでは」という予測も。

過去の事例を見ると、ひとつの薬物事件から10件以上の関連捜査に発展するパターンは珍しくありません。

SIMON容疑者の逮捕が「氷山の一角」に過ぎないとすれば、今後数ヶ月の間に業界を震撼させるような続報が出てくる可能性は十分にあるのではないかと。

Xでは「エイベックス社員も逮捕」「メンバーにも薬物検査を」という意見と、「メンバーだけを守ろう」という声が同時に広がっています。

ファンの間でも、怒りと心配、そして冷静な分析が入り混じった複雑な空気が漂っている状況。

最後にひとつだけ、個人的な思いを書かせてください。

XGのメンバー7人——JURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAの7人は、10代の頃から厳しいトレーニングに耐え、自分たちの実力で世界の扉を開いてきた若者たち

彼女たちに何の責任もないことは明らかであり、今回の事件で最も傷ついているのはメンバー自身に他なりません。

ファンコミュニティでは「メンバーを守ろう」「応援を続けよう」というムーブメントがすでに始まっていて、海外ファンからも「We stand with XG members」という声が広がっています。

プロデューサーの過ちとメンバーの才能は、完全に切り離して考えるべきもの。

この7人が再び輝ける日が来ることを、一ブログ運営者として心から願っています。

事件の全容が明らかになるにはまだ時間がかかるでしょうが、まずは公式発表と捜査の進展を見守りつつ、冷静に事態を受け止めていきたいところです。

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